高周波発生器レンタル
高周波発生器
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高周波発生器の概要
高周波発生器はコンクリートなどに振動を加えて、余分な要素を取り除くための機械です。コンクリートは生コンを締め固めてから敷くのが定番で、そのままの生コンだと綺麗なコンクリートに仕上がりません。
そこで締め固める作業が必要となるわけですが、人の手で行うには限界があります。かつては生コンを型枠に入れて木槌などで叩いて締め固めたり、竹の棒で刺して締め固めたりするのが普通でした。しかし、コンクリートを大量に使用する場合、それら締め固める作業だけでも相当骨が折れてしまいます。
それらの作業を担うのが、いわゆるコンクリートバイブレーターと呼ばれる機械です。通常、これらは振動を与えることでコンクリートを液状化させるのですが、高周波発生器はさらにそこに高周波を加えるという特徴を持っています。
それによりさらに迅速かつ微細にコンクリートを液状化させられるわけです。まさに次世代のコンクリートバイブレーター、それが高周波発生器だと言えるでしょう。実際に生コンを使用する現場では必須とも言えるものなので、ぜひ高周波発生器がどのようなものなのか把握しておきたいところです。 -
高周波発生器の種類
高周波発生器はそれ自体がコンクリートバイブレーターの一種となるため、ここからさらに細分化することは難しいです。そもそもコンクリートバイブレーターは電源によって種類分けされることもある他、それぞれの形状によっても異なります。
高周波発生器は高周波を発生させるため、振動部に高周波を発生させるための装置が組み込まれているのが特徴です。しかし、単にコンクリートバイブレーターという点で見ると、他にも振動部には電棒型やフレキシブル型、パンチ型やヘラ型などの種類があります。これら振動部の形状によってコンクリートの液状化のための方法が異なるため、どのようなものを現場に導入するかで生コンの状態も変わってくるでしょう。
高周波発生器はそれら振動部も他のコンクリートバイブレーターに比べて特殊なので、そこは現場に合わせて採用することが必要となってきます。少なくとも通常の電棒型やフレキシブル型、パンチ型やヘラ型とは振動部が異なるからこそ、高周波発生器自身がどのようなコンクリートバイブレーターなのかを把握しておくことが大切です。 -
高周波発生器の役割
高周波発生器の役割はコンクリートを液状化させることにあります。通常、生コンはそのままの状態にしておくと固まってしまいます。その特性があるため、タンクローリーなどの回転式車両が必要となってくるわけです。
しかし、これらコンクリートを固めないようにするには定期的に刺激しなくてはなりません。かつてはその作業を「締め固める」と呼んでおり、現場でも手作業で生コンを締め固めていました。今でも手作業で行っているところもあります。
その一方、大量のコンクリートがあると手作業で締め固めるのはなかなか大変です。そこで活躍するのが高周波発生器となります。高周波発生器であれば高周波によって生コンに刺激を与え続けられるため、固まってしまうことがありません。それでいて効率よく締め固めることができるからこそ、現場でもすぐに優秀な生コンが使用できます。
そういった点からも高周波発生器は現場で重宝されている機械と言えるでしょう。これらはコンクリートが必要となる現場では必須級の機械なので、もし生コンを使用するという現場であれば高周波発生器をはじめとするコンクリートバイブレーターが必要だと覚えておきましょう。 -
高周波発生器のメーカー
高周波発生器はコンクリート関連のバイブレーターを手掛けている業者が開発しています。その他の業者も開発しているところはあるのですが、まずはバイブレーターの開発に定評のあるメーカーのものを選んでみてはいかがでしょうか。以下、高周波発生器も含めコンクリートバイブレーターを手掛けているメーカーをまとめます。
・三笠産業
・エクセン
・工機ホールディングス
一見するとメーカーが少ないように見えるのですが、これらの業者はコンクリートバイブレーターを開発させたら右に出る者はいないと言っても過言ではありません。実際に高周波発生器だけでなく優秀なコンクリートバイブレーターを供給しています。 そもそも高周波発生器の需要はそこまで大きくありませんが、生コンを使用する現場では欠かせないものだからこそ、安定の業者のものを選ぶのがおすすめです。当然、こちらで挙げたメーカーはどれも業界で知らない人がいないほどの業者なので、きっと第一線で活躍できる高周波発生器も見つけられるはずです。 そこは高周波発生器選びの際など、きちんと厳選してから購入・レンタルをするようにしましょう。 -
高周波発生器レンタルのメリット・デメリット
高周波発生器は1台だけならさほど高価なものではありません。そのため、現場に導入するのもそこまで苦にならないかもしれません。しかし、現場ごとに高周波発生器が必要となるとそれだけでも初期費用がかかりますし、何台も必要となる場合は予算も圧迫されます。そのため、購入だけでなくレンタルという手段も考えてみてはいかがでしょうか。
・高周波発生器レンタルのメリット
高周波発生器レンタルであれば初期費用を抑えられます。そもそもレンタルの場合は購入とは違って本体代や維持費があまりかかりません。あくまでもリースという形で借りることになるので、レンタル料さえ支払えば簡単に使用できます。 それら手軽さという点ではやはり購入よりもレンタルの方が魅力も大きいのではないでしょうか。中でもランニングコストなど予算を抑えたい場合に最適です。
・高周波発生器レンタルのデメリット
高周波発生器レンタルは少しばかり難点もあります。それはレンタルを続ける以上、半永久的にお金がかかるということです。購入の場合は一度で済みますが、レンタルの場合は借り続ける限りはリース扱いとなります。そのため、高周波発生器そのものが手に入ることもなければ、使用する限りはずっとレンタル料を支払わなくてはなりません。そこは状況次第では購入の方がお得な場合もあると覚えておきましょう。 -
まとめ
高周波発生器は生コンを使用するような現場では必須と言える機械です。これらは振動を与えることでコンクリートを液状化させ、締め固めるという仕事を担っています。しかし、これら高周波発生器を現場に投入するとなると、購入すべきかレンタルすべきか迷ってしまう方もいるかもしれません。その場合は慎重に判断していきましょう。
ちなみに、リョーマレンタルでは高周波発生器レンタルも実施しています。なかなか購入に踏み切れないという方は、ぜひともまずは当社にご相談ください。当社は豊富なラインナップに定評があるので、きっとお役に立てるはずです。