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ポンプ

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  • ポンプの始まりと歴史

    様々な用途で使われるポンプですが、その始まりや歴史について知らないという方がほとんどでしょう。

    日本でポンプが使われるようになったのは明治時代にまで遡り、そこから多くの種類のポンプが発明され、あらゆる場所で大活躍しています。 圧力を用いることにより、液体や気体を吸い上げる、送るといった役割を持ち、人間の力だけでは不可能な作業も可能にしたとされています。

    明治時代、偉大な先人によって日本で最初のポンプが発明されましたが、発明者は通称「ポンプの神様」とも呼ばれる井口在屋という東京帝国大学教授です。 当時欧米ではすでにポンプをはじめあらゆる産業機器の発明、利用が盛んであり、日本は技術の遅れを取っていましたが、そのことを発展の危機と感じたことにより、着目されたのがポンプだったようです。 井口教授は金沢で生まれ、1882年には工部大学校の機械科を首席で卒業したという素晴らしい人物です。 卒業後1905年に「渦巻ポンプの研究」を300ページにも及ぶ長い論文を用いて発表すると、国際的にも高い評価を受けました。

    井口教授の理論を初めて事業化したのが弟子である畠山一清で、「ゐのくち式機械事務所」を創業。 これが後に日本トップのポンプメーカーとなる「荏原製作所」へと遂げました。

  • ポンプには様々な種類がある

    ポンプと言っても様々な種類が存在し、種類によって当然使われ方が異なります。 こちらでは数あるポンプの種類とそれぞれの特徴についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

    ポンプはまず大きく非容積式ポンプと容積式ポンプに分類することができます。 非容積式ポンプとは羽根車の回転により液体にエネルギーを送るというもので、ここからさらに遠心ポンプ、プロペラポンプ、粘性ポンプの3つに分けることができ、それぞれのポンプからさらにいくつかのポンプに分岐します。 まず遠心ポンプは遠心力を動力源としたポンプで、渦巻きポンプ、タービンポンプ、多段渦巻ポンプが存在します。 プロペラポンプは船に付いているスクリューや風車のような羽根車を持つものの総称で、その中には軸流ポンプと斜流ポンプが存在します。 粘性ポンプは別名カスケードポンプ(過流タービンポンプ)とも呼ばれており、摩擦が少なく確実に液体や気体を送ることができます。 一方、容積式ポンプとは加圧することによってエネルギーを加えるタイプで、さらに往復動ポンプと回転ポンプの二つが存在しています。 往復動ポンプはさらにピストンポンプ、プランジャーポンプダイヤフラムポンプに分けられ、回転ポンプはギアポンプ・スクリューポンプ、ベーンポンプ(偏芯ポンプ)の二つが存在しています。

  • ポンプの用途や使い道は?

    そもそも「ポンプ」とはどういった場所で使われるものなのでしょうか。 日常生活には特に必要とされないポンプですが、実はあらゆるところで大きな役割を果たしているとされています。 もちろんポンプの形状や材質、大きさや構造によって使い道が様々となっていますが、まずはポンプの大まかな意味や使い道についてご説明していきます。

    ポンプの使い道は実に多種多様で、使用用途に合った適切なポンプを選ぶことが非常に重要です。 まず社用車の洗車や洗浄、そしてビニールハウスなどへの散水などに使うことができます。 多くの水を必要とする洗車や洗浄、散水ではパワフルなポンプの力が必要不可欠と言えるでしょう。 農業でもポンプは大活躍し、水田や畑への灌水では多くの農家さんがポンプを使われています。 特に広範囲の灌水が必要な場合には、時間効率が良くなるポンプを選ぶ必要があるので、できる限り吐出口径が40mm以上のものの方が良いとされています。 ゴルフ場などで芝生を養生している場合はスプリンクラーが必須ですが、スプリンクラーでの灌水もポンプを使うと便利です。 ただし、水圧が高くなるため耐圧性の高いポンプを選んだ方が安心です。 用水路や川から水を汲み上げる際にもポンプがしっかりとした役割を果たします。

  • ポンプを取り扱う際の注意点

    高機能かつあらゆるシーンで使うことができてとても便利なポンプですが、そのような道具だからこそ扱い方には注意が必要です。 こちらではポンプを扱う際の注意点についてご紹介していきます。

    まず最初に注意していただきたい点が、ズレた配管と無理に接続しないという点です。 無理に配管と接続することによって、接合部分からの液漏れが発生したり、異音、劣化の原因となってしまいます。 また、経年劣化と相まって芯がずれてしまうこともありますので、ポンプの寿命を縮めてしまうことにつながります。 次に芯を十分に出していることを確認せずに運転してしまうことにも注意しなければなりません。 芯出しをしっかり行わないと配管荷重によっては歪みやねじれが生じてしまう可能性があります。 液体や気体を送らないまま空運転する行為も危険であり、軸封部を傷めてしまったり焼き付き、破損につながってしまうことがあります。 長くポンプを使うためにも空運転は避けるべき行為の一つですね。

    長期間ポンプを使わずに停止状態にしておくのもポンプの寿命を縮めたり、故障の原因になってしまいます。 ポンプ内部に錆や結露が発生し、回転体が回らなくなったり、スムーズに動かなくなることが考えられます。

  • ポンプが有名なメーカー

    工業用ポンプを代表商品としている企業はたくさん存在します。 その中でも特に有名な企業を選りすぐってご紹介していきますので、ぜひポンプ選びの参考にしてみてくださいね。

    ・株式会社荏原製作所
    数あるポンプの中でもドライ真空ポンプを主力商品としており、創業100年を超える企業としても注目、信頼されています。 ただエネルギーを発生させるだけではなく遠隔集中監視などができる画期的なポンプなど、作業の効率、安全性を上げたポンプの開発に注力してきました。 主力商品はポンプですが、他にも水のインフラやエネルギー関連施設など多くの事業を展開しているバイタリティ溢れる企業です。

    ・株式会社イワキ
    こちらの企業では主にケミカルポンプを主力商品としており、国内からはもちろん海外の各国からも高い評価を受けていることで有名です。 多くのポンプ製造会社は国内のみの発売であるのに対して、グローバルな事業を展開しているのが特徴です。

    ・日揮商事株式会社
    扱っている主力商品はプロセスポンプであり、「新日本造機」と呼ばれる新しい形のポンプです。 さらに片持ちポンプや両持ちポンプといった商品も多く扱っており、バリエーション豊富なラインナップが特徴です。 コスト削減を目指し、顧客から高く評価されています。

  • まとめ

    ポンプには形状や構造が異なった様々な種類が存在しており、ポンプをレンタルされる方の中には用途に合ったポンプの選び方が分からないといった場合もあるかもしれません。 まずはポンプの種類を詳しく知ることにより、より的確なポンプを選んで効率的な作業が行えるようにするのが第一です。 非容積式ポンプだけでも遠心ポンプ、プロペラポンプ、粘性ポンプと存在し、その中でも渦巻ポンプや斜流ポンプ、カスケードポンプなどがあります。 容積式ポンプに関しては往復動ポンプ、回転ポンプと存在し、その中にピストンポンプをはじめギアポンプやベーンポンプなどがあります。 リョーマレンタルでは豊富なポンプを取り揃えておりますので、どんなことでも一度ご相談くださいね。