ベントナイトサイロレンタル
ベントナイトサイロ
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ベントナイトとは?どのような素材?
工事や建築には様々な物質、材料が使われています。
今回ご紹介する「ベントナイト」とは一体どのような物質なのでしょうか。
あまり聞き慣れない言葉という方もいらっしゃると思いますので、詳しく解説していきます。
ベントナイトは一言で言うと粘度の一種と言われています。
粘度と言ってもまた様々な種類が存在していますが、ベントナイトは弱アルカリ性の粘土岩で、火山岩や流紋岩が変質したものと定義されています。
ベントナイトは日本のほか、アメリカ、中国、ギリシャ、トルコなどで発掘することが可能で、日本国内では主に山形、宮城、新潟、群馬、青森、島根、岡山などで採ることができます。
国内でも手に入れることができる物質だからこそ、多くの工事現場で使われるとされていますが、なぜ広い範囲で使われるのかご存知でしょうか。
その理由はベントナイトのもつ大きな特徴の膨潤性にあります。
ベントナイトと水分が合わさると、24時間には数倍の量、大きさになるため少しのベントナイトで広い範囲をカバーすることができるとされています。
ベントナイトが使われるのは建築現場では主に杭周辺の孔壁保護ですが、他にも化粧品、ペット用品、医薬品など広い用途で使われる物質です。 -
サイロとは?どのような機械?
一方、ベントナイトと合わせて使うことが多い「サイロ」とはどのような機械なのでしょうか。
工事現場、建築現場ではサイロが使われることは非常に多く、その使い道は多岐にわたります。
サイロとは、主に円柱型をしたセメントを貯蔵しておく貯蔵建築物を指しますが、ベントナイトと同時に使われるとされているため、当然ベントナイトを貯蔵しておくことも可能です。
特に大量のベントナイトが必要な場合、その都度現地から運ぶのはかなりの時間や労力、費用がかかりますので、あらかじめ掘削、配合したベントナイトを大きなサイロ内に蓄えておくことによって生産効率が一気にUPしますね。
サイロに蓄えられる物質は主にコンクリートというイメージがあるかと思いますが、コンクリート以外にも北海道の牧草風景では牧草を、農業用の用途としては穀物を貯蔵することができます。
サイロの呼び名としてはビン、タンク、ホッパー、バンカーなど様々な呼び方がありますが、比較的大型で容量が大きいものをサイロと呼ぶ傾向が強いとされています。
サイロにはコンクリート製と鋼板製が存在し、それぞれに一長一短がありますが、石炭やコンクリート、ベントナイトを保管するサイロのほとんどでコンクリート製が使用されています。 -
ベントナイトやサイロはどのような用途で使われる?
今回ご紹介したベントナイトやサイロというものは一体どのような用途で使われるものなのでしょうか。
工事や建築では様々な物質が使われますが、ベントナイト、サイロの使い道や用途について詳しくご紹介していきます。
まずベントナイトですが、主に掘削液や杭周固定液として使われることが多く、その理由としてはベントナイトに膨張性があること、そして粘着性があることが挙げられます。
粘りが強いため、ベントナイトを水に溶かした液体を土に混ぜると、土に粘性と透水性が増すためこのような用途で使われることが多いとされているのです。
さらに詳しくご説明すると、杭工事は杭を入れる孔を空ける意味を持つプレボーリングという工程を踏んでから実際に杭を打つことになりますが、この際にオーガという機械で地盤を掘削します。
そこに地盤崩れを防ぐために杭を入れる孔を作る必要があるのですが、ベントナイトはこの孔壁を保護すると同時に地盤を掘削するとき注入することで地盤崩れを防ぐことが可能です。
一方サイロは、大掛かりな工事であればどうしても多くのベントナイトを使う必要があるため、安全かく確実に保管できる貯蔵庫として使われます。
サイロに物質を貯蔵することで空気に触れずに保管できるため、酸化や劣化を防ぐことが可能です。 -
ベントナイトの始まりと歴史
工事だけではなく、化粧品や医薬品などあらゆる場所で使われているベントナイトですが、一体いつどのようにして発見されたのでしょうか。
今でこそ地中工事や基礎地盤工事では必ずと言っても良いくらい必要な物質であるがために興味深いですよね。
こちらではベントナイトの始まりや歴史について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ベントナイトは粘度の一種とされていますが、粘度の中でも古い歴史を持つと言われています。
初めて発見されたのは1920年頃とされており、発見場所はアメリカでした。
ベントナイトの粘着性や膨張性を高く評価した現地ではセメントなどの粉末を固形化する際、それをを強化させる粘着物として市販するようになりました。
当時はセメントの配合を少し間違えたり、セメントが劣化すると脆弱とされていましたが、ベントナイトを用いることにより強固なセメントを作り出すことに成功したと言われています。
一方、時が経つとベントナイトは日本でも知名度が上がり石炭の採掘とともに採取を行い様々な目的に応じて利用されたという記録があります。
当時は土木関連の用途のみで使われていたベントナイトですが、時が経つとともに農業、工業分野、スキンケアや医療品分野でも使われるようになりました。 -
ベントナイトサイロが有名なメーカー
粘性が強いベントナイトはあらゆる用途で使われている事実がありますが、一体どのようなメーカーがベントナイトを保管するサイロを取り扱っているのでしょうか。 ベントナイトは粘度の一種であり自然由来のものでありますが、ベントナイトサイロは人が作り出した設備の一つです。 こちらではベントナイトサイロを取り扱う主なメーカーをいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
・鉱研工業株式会社
ボーリングマシンのトップメーカーとして名高いこちらの企業は、主に温泉・地下水開発のプロフェッショナルであるとされています。 ボーリング、地中工事、地盤基礎工事、改良工事に携わるベントナイトサイロをはじめ、あらゆる掘さく機やミキサー、バッチャープラントを取り扱っています。
・大都機械株式会社
「顧客と共に歩む」と、お客様第一主義を掲げている会社であり、その名の通りお客様の要望に応じた建機を販売しています。 主な取り扱い建機にはミキシングプラント、ベントナイトサイロ、アジテーター、ボーリングマシン、グラウトミキサーなどがあります。
・株式会社立花マテリアル
取り扱い品目は非常に多く、ベントナイトや粘土、セメント混和剤に代表される土木資材だけではなく、計測機器やサイロ、各種プラントなど幅広いラインナップが特徴です。 関西国際空港や明石海峡大橋など大掛かりな建築物のプロジェクトにも参画してきました。 -
まとめ
ベントナイトの使い道はとても多く、建築や土木現場だけではなく、私たちの身の回りで日常的に使用する商品にも使われていることが分かりました。
そんな多機能なベントナイトを保管するのにふさわしい貯蔵庫がベントナイトサイロであり、今回ご紹介した通りの機能を搭載しています。
通常の貯蔵庫に比べて大容量を保管できるのはもちろん、空気に触れずに保管できるためベントナイトの酸化や劣化を防ぐことができます。
サイロを購入すると多額の費用がかかりますし、大きな物であればあるほど高額です。
リョーマレンタルでは小型サイロから移動式サイロ、大型サイロまで各種レンタルを行っていますので、ぜひ一度ご相談ください。