コンクリート試験機レンタル
コンクリート試験機
-
コンクリート試験機とは?どのような機械?
私たちの周りにはコンクリートでできた建築物がたくさん存在していますが、コンクリートは当然時間が経つと劣化してしまったり、質の悪いコンクリートを使うと、建物が丈夫ではなくなってしまうなどの弊害があります。
場合によっては外壁や柱が倒壊してしまうなどの重大な問題となることもありますので、建築物を建てる際には必ず使用するコンクリートの状態を確かめる必要があります。
また既に使われているコンクリートの状態を確かめる際にも「コンクリート試験機」が活躍しており、現在の建築では欠かせない機械の一つとなっています。
建築会社やハウスメーカーはコンクリートを使って建築を行いますが、その下請けとなる会社からコンクリートを取り寄せるため、自社で作ったコンクリートを使用しないというパターンが多いです。
よって、取り寄せたコンクリートが本当に信頼できるものであるか?ということを調査するためにコンクリート試験機を用いて調べる必要があるとされています。
コンクリート試験には様々な種類があり、全ての検査を行おうと思うと複数の機械が必要になります。
しかし、多くの機械を使い調査や試験に時間をかければかけるほど安定したコンクリートであると認識できるのです。 -
コンクリートに用いられる試験の種類
コンクリート試験を行う際に使われる機械は、実は1つや2つではありません。
複数の機械を用いて「より安全性の高いコンクリートである」とか「精度の高いコンクリートである」ということを知り得ることができます。
こちらではコンクリート試験とはどんなことを行うのか、またどんな検査で何が分かるのかについて詳しくご紹介していきます。
試験に必要な機械も後ほどご紹介していきますので、これからレンタルをご検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
コンクリートの検査には大きく分けて3種類あり、一つ目がスランプ試験と呼ばれるものです。
スランプ試験とは、生コンクリートの柔らかさを測るもので、硬すぎず柔らかすぎずちょうど良い強度になっているかを確かめる試験です。
コンクリート試験の中で最も重要な試験と呼ばれているため、必ずと言っても良いくらい、新しいコンクリートを使う際には行われる試験です。
二つ目が空気量測定と呼ばれるもので、こちらはコンクリート中にどれくらいの空気が含まれているかを調査する試験です。
三つ目が塩化物イオン濃度測定と呼ばれるもので、こちらはコンクリート中にどれくらいの塩化物イオンが含まれているか、濃度を測定します。 -
各種機械がどのようなシーンで使われるの?
コンクリートの品質を調査するための機械には多くの種類があり、それぞれを駆使することによってコンクリートの状態をしっかりと把握できます。
そして試験に通ったコンクリートを使うことによって、より安全な建築物を建てることができますので、どの試験もとても重要と言えます。
コンクリートの状態を確かめるには、水分、強度、塩化物イオンの濃度など様々な項目を調べる必要がありますが、どのような機械が使われるものなのか見ていきましょう。
まず最初に「水分計」と呼ばれるものがあり、その名の通り生コンクリート中に含まれている水分量を計測する機械です。
コンクリートの耐久性と水分の含有率は大きく関連していますので、流し込む段階でどのくらいの水分が含まれているかを測定することは非常に重要です。
他には「空気測定器」というものもあり、こちらは生コンクリートに含まれている空気の量を測定する機械です。
水分と同様空気もたくさん含まれていると耐久性はもちろん、作業効率も落ちてしまう傾向にあります。
「塩分濃度計」というものもあり、こちらは塩化物の含有量を調べる機械です。
一定量以上の塩化物が含まれていると鉄筋が錆びやすくなったり、アルカリ骨材反応を助長してしまうことから、生コンクリートの時点で発見することが大切です。 -
試験に引っかかったコンクリートを使うとどうなるの?
コンクリートの状態によってはすぐに劣化してしまったり、脆弱な状態になってしまったり、作業がしづらくなるなど、様々な弊害が発生します。
もちろん上質なコンクリートを使うことで、本来であれば寿命が50年のところ、100年の寿命と大幅に延びるかもしれません。
そこまで大幅に寿命が変わることは少ないとは言うものの、やはりコンクリートの状態が良ければ良いほど、安全な建築物ができると言っても過言ではないでしょう。
こちらでは先ほどご紹介した検査に引っかかったコンクリートを用いてしまったらどのような問題が起こるのか詳しくご紹介していきたいと思います。
まず水分についてですが、多すぎると強度、耐久性が落ちてしまい、コンクリート、建物の寿命を短くしてしまいます。
日本では地震や台風が多く発生しますが、このようなコンクリートを使用すると簡単に壊れたり、剥がれたりしてしまいます。
このようなコンクリートを「シャブコン」と呼びます。
コンクリートには一定の空気が混ざっているものですが、規定量ではJISで定められた数値として4.5%±1.5%が標準とされています。
この数値を1%超えるだけで強度が5%弱くなるので、空気量にもかなり気を遣わなくてはなりません。 -
コンクリート試験機が有名なメーカー
コンクリートの状態を調べるのに必要な機械には様々な種類がありますが、実はそれらの機械を取り扱っているメーカーはたくさん存在します。 購入するにしてもレンタルするにしても、どのようなメーカーがあるのか知っておくと安心です。 こちらではコンクリート試験機が有名なメーカーをいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
・株式会社キューブイノベーション
「ひと」・「もの」・「はかる」をつないでいくというコンセプトをもとに、あらゆる測定機器を取り扱っている企業です。 生コンクリートの測定に必要とされる水分計、空気量測定器、塩分計、放射温度計など様々な用途で使われる機械を多数取り揃えています。 経験豊富なスタッフが選定しているからこそ、確かな計測機器を安価で提供することを目標にしています。
・AKTIO
様々な商品を幅広く取り扱っている企業で、コンクリート試験機の他にも土壌汚染対策機器や水処理機器、アスベスト対策機器など工事現場に広く使われる商品をラインナップとして取り揃えています。 コンクリート試験機の種類も水分計、養生温度計、テストハンマーなど多数あります。
・三共産業株式会社
秋田県内に5店舗を構える昭和5年創業の老舗メーカーです。 コンクリート試験機はもとより、電動工具、切断工具、安全用品、タイヤ、ポンプ、ワイヤーなどあらゆる分野で使われる商品を展開しています。 -
まとめ
コンクリートの状態が良くないと耐久性に問題が出てしまったり、作業がしづらくなったりしてしまう可能性があります。
空気、水分、塩分どれか一つでも多く含まれすぎていても、コンクリートの品質が大きく変わってしまうことから、一つ一つの試験をしっかりと行うことが好ましいですね。
また今回ご紹介したコンクリート試験機以外にもコンクリートの状態を確かめるのに使われる機械はたくさん存在します。
もし「何を使ったら良いかわからない」「何が必要なのかわからない」とお困りの際にはリョーマレンタルにご相談ください。
常に専門スタッフが待機していますので、どんなに些細なご質問でも承りますよ。