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ヒュームコレクターレンタル

ヒュームコレクター

  • ヒュームコレクターとは?どのような機械?

    掃除をする道具というのは掃除機をはじめ多くの機械が存在します。
    それぞれの機械に違った特徴があるため、特性を知った上で適切な機械を選ぶことが重要になります。
    今回ご紹介するのは「ヒュームコレクター」という機械ですが、一体どのような仕様になっているのか、またどのようなシーンで使われるものなのか、特徴についてご紹介していきます。
    これからヒュームコレクターを使用したいとお考えの企業様はぜひこちらを参考にしてみてください。
    ヒュームコレクターとは、工場で作業を行った際に生産課程で発生する人体に有害なヒュームを、安全に回収する集塵機の一種です。
    集塵機にも様々な種類がありますが、特にこのヒュームコレクターでは「ヒューム」と呼ばれる物質の加熱や昇華によって生じる粉塵、煙霧、蒸気、揮発性粒子を集塵する能力を持った機械を指します。
    ヒュームが発生するのは主にアーク溶接時であり、高濃度のヒュームを人間が吸い込むことによって疫病につながる可能性もあるため、ヒュームコレクターや防塵マスクのような機械、道具が作業時には必要不可欠となりました。
    ただし、ヒュームコレクターは確実にヒュームを吸い込むことができる一方で、溶接ヒュームに含まれる火花も一緒に吸い込んでしまうという難点があります。

  • ヒュームコレクターの種類

    ヒュームコレクターは人体に有害とされるヒュームを確実に吸い取ることによって、作業を行う人間に対して空間を無害化することを目的とした機械です。
    ヒュームコレクターがあるだけで人体への影響は非常に少なくなり、より安全に作業ができるようになりました。
    そんなヒュームコレクターですが、実は様々なタイプがありますので、用途に応じて適切なものを選ぶ必要があります。
    こちらでどのような種類があるのか詳しくご紹介していきます。
    ヒュームコレクターには大きく分けて小型と強力吸引タイプの二種類があります。
    使う場所や用途に応じて、どちらを選ぶべきかは異なりますが、どちらも確実にヒュームを集塵することができますし、キャスター付き、自在に伸びるアーム付きであるため溶接箇所の近くで集煙、集塵を行うことが可能とされています。
    小型、軽量タイプに関しては100Vで稼働するものが多く、本体が小型であるため移動が容易にできるというのが一番のポイントです。
    あまり広くない工場や現場では大型のヒュームコレクターだと場所を取ってしまったり、生産に影響が出る可能性もありますので、こちらのタイプがおすすめです。
    一方大風量・強力吸引タイプは200Vで稼働するため、100Vの小型タイプよりも強力なパワーを持っていますので、より多くの煙、粉塵を吸い込むことが可能です。

  • 溶接ヒュームとヒュームコレクターの関連性

    なぜヒュームコレクターという機械が発明されたかというと、あらゆる溶接現場での危険性が危惧されたことが大きく関係していると言われています。
    特にアーク溶接作業というあらゆる産業分野で使われる溶接方法ではヒュームと呼ばれる粉塵が人体に影響を与えるとされているため、何も装備をしなかったり、ヒュームを吸い込む機械がないと疫病にかかってしまう可能性が高いとされています。
    溶接で発生するヒュームのことを「溶接ヒューム」と言いますが、この溶接ヒュームは「特定化学物質」の第2類物質の一つとして指定されています。
    特に有害性の高い物質のことを第1類物質と言いますが、それよりも危険度は低いものの、神経機能障害、呼吸器系障害を引き起こすことが明らかとなり、ヒュームコレクターが発明、必要不可欠となったのです。
    溶接ヒュームにはマンガン及びその化合物、そして塩基性酸化マンガンが含まれていますが、実は2017年には国際がん研究機構によって人に対する発がん性がある物質であることが判明したこともあり、さらにヒュームコレクターの重要性が世の中に知れ渡ることになりました。
    溶接ヒュームの粒子は非常に細かく通常の集塵機では集塵しきれないこともありますが、ヒュームコレクターは溶接ヒューム専用の機械となるため、安全に集塵可能なのです。

  • ヒュームコレクターのメンテナンス方法

    細かな粉塵を吸い込むことができるとあって、ヒュームコレクターに対して「複雑な構造をしているのではないか?」とか「メンテナンスが難しいのではないか?」と思われるかもしれませんが、実は仕組みもメンテナンスも非常に簡単と言われています。
    もちろんメンテナンスをしっかりと行わないとトラブルの元になったり、場合によっては火災の原因になってしまうこともあります。
    こちらではヒュームコレクターのメンテナンスの仕方についてお伝えしていきますので、これから導入を検討されている企業様はこの機械に知識として知ってみてはいかがでしょうか。
    ヒュームコレクター の仕組みは本体、ダクト、フィルタ、吸煙フードなどの部品で成り立っています。
    これらのどれかが不調をきたしてしまうと故障の原因となってしまう可能性がありますが、特にフィルタに関してはしっかりと清掃もしくは交換をする必要があります。
    まずフィルタの清掃を行う必要がありますが、清掃手順としては本体側板の錠を開錠して、扉を開け、衝突版に溜まった塵埃を、ウエス等で拭き取り完了です。
    汚れが気になる場合は衝突板を取り外して洗浄も可能とされています。
    フィルター交換の際には錠を開錠して上蓋を取り、ツマミを緩め、フィルタを取り出し交換します。

  • ヒュームコレクターが有名なメーカー

    ヒュームコレクターは空間の人体無害化、確実にヒュームを集塵することが可能とされている機械の名称です。 もちろん通常の集塵機でも粉塵などの集塵を行うことは可能とされていますが、より確実に集塵することができるのはヒュームコレクターの魅力と言えるでしょう。 メーカーや商品によってそれぞれ特徴が異なるので、こちらではヒュームコレクターを取り扱っているメーカーをいくつかご紹介します。

    ・株式会社荏原製作所
    こちらの企業ではあらゆる建機や工場用機械を製造しており、精密・電子事業、環境プラント事業、コンプレッサ・タービン事業、冷熱事業などあらゆる事業を展開しています。 ヒュームコレクターは独自開発した吸引性能の高いブロワを2基搭載しているため、クリーンな作業環境づくりが可能です。

    ・株式会社アンレット
    昭和19年に創業した歴史ある企業で、創業以来水用」ルーツポンプ、「空気用」ルーツブロワ、そして、ルーツ式真空ポンプなどを開発してきました。 こちらのヒュームコレクターは特許取得をしており、作業者の安全を第一に考えられています。

    ・株式会社松本工業
    生産設備を多く取り扱っており、各種設計・製作はもちろん、据付けも行っている企業です。 溶接ロボットとの相性も良く、あらゆる工場、現場で使われているヒュームコレクターを取り扱っています。

  • まとめ

    作業者が溶接作業を安全に行うためには、人体に影響のあるヒュームを確実に吸い込むヒュームコレクターが必要不可欠となります。
    もちろんヒュームコレクターによって機能や性能が異なることもありますが、それぞれの特徴を踏まえた上で商品選びを行うことが大切です。
    またヒュームコレクターには小型のものと大風量、強力吸引タイプがありますので、シチュエーションに応じて適切なヒュームコレクターを選んでくださいね。
    リョーマレンタルではヒュームコレクターをはじめあらゆる工場機械を取り扱っているため、もしヒュームコレクターを使用してみたいという企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。